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小春

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Coopビザ詐欺

2012年11月14日
前回の記事の通り、学校側にも問題点があったとはいえ、「Coopビザ詐欺」は、生徒や留学斡旋業者(エージェント)などが学校や移民局を欺くことです。例えば、ワーキングホリデービザがもうすぐ切れてしまうけど、カナダにはもうちょっと残りたいという人たちが、語学学校のCoopプログラム(英語+インターンシップ)に登録し、授業料を払うことで学校からのレターを得、それでCoopビザを申請します。そして、Coopビザが出たら、学校には一切来ずに仕事だけする。授業料が支払われているのでそれでも良しと目をつぶる学校も多々ありましたが、Coopビザは「就学+就労」がセットなもので、就労がプログラムの50%以上になってはいけないという決まりがあるため、これは完全にブラックです。

さらにはエージェントがビザの延長に困っている人たちに「XXドル支払って学校に登録すれば働けるビザが得られる」と吹き込み、「学校には行かなくても大丈夫」とまで言っていたところもあったそうです。また、生徒の学校初日ギリギリもしくは初日を過ぎてから学校側に授業料を支払うエージェントが多数あったため、まずは生徒の登録を済ませて学校側からCoopビザ申請用証明レターを得てビザを申請し、本当はビザが下りているのに「ビザが下りなかったから生徒は来ない」もしくは「なんらかの理由で留学がキャンセルになった」という理由で、生徒がエージェントに支払ったお金は一切学校側に渡ることなくエージェントが持ち逃げというパターンがありました。これなんか完全に真っ黒です。

結局Coopビザ保有者が次にビザの延長をしようとした際や、移民申請しようとした際に、学校側から修了所や出席証明書などが出ないため、申請ができないなどの問題が起こります。でも学校側の人間である私からしてみれば、自・業・自・得!!!後から泣きついてきてもしりません。こんなことをされると、学校側も責任を取らされるので本当に迷惑です。 

みなさん、ビザというのは「そんなルール知らなかった」じゃ済まされません。自分のことなのでしっかり自分でも調べて理解していないとだめですよ!
 

Coop就労ビザの問題

2012年11月13日
Coop就労ビザとは、プログラムの修了課程に就労経験が必須となっている場合に取得できるビザですが、一時期Coopビザ詐欺が大量発生したため、現在はなかなか取りにくくなっていると聞きます。

以前、語学学校に通学している留学生にも簡単にCoopビザが出る時期がありました。Coopビザの前提には、「就労経験がプログラムの卒業に必須とされている」事がありますが、語学学校では多くの生徒を取るために、特別に「ビジネス英語+インターンシップ」と言ったプログラムを作り、就労経験が卒業に必要であるという証明のレターを発行していました。

この構図の問題点はいろいろありますが、大きく分けると2種類あります。まず、語学学校側が移民局を騙している疑惑。実際、語学学校で勉強するのは英語ですから卒業条件に就労経験なんていらないんです。バンクーバーの語学学校は、常に生徒不足の所が多いため、できるだけ多くの生徒を取りたいがために、さもそういうプログラムですよともっともらしく言う事で、留学中の滞在費を稼ぎたい人や、留学と就労経験を同時に得て将来に繋げようとする生徒などを集めようとしていました。

かなりグレーゾーンなプログラムだった事や、この手法が流行りだして一気にCoopビザの申請率が上がったことなどから、一時期は簡単に出ていたビザが出なくなり、生徒が集まらずに倒産した学校も山ほどあります。でもこれ、元語学学校で働いていた立場を持って言わせていただくと、学校側は、生徒に英語を教え、クラスで学んだ英語を使い英語環境での就労経験を得させるという教育的な意図があるところがほとんどだったんです。

Coopビザ詐欺の続きは次の記事で!
 

留学生用就労ビザ

2012年11月13日
前回は、雇用主がビザのサポーターとなり取得可能な「就労ビザ(Work Permit)」を紹介しましたが、今回は留学生が取得できる就労ビザをご紹介します。政府が認可している学校では、留学生が学校内で働く場合はワークビザなしで、学生ビザのみで働くことができますが、学校外での就労には必ず就労ビザが必要です。留学生が取得できる就労ビザは、雇用主の指定がないオープンワークビザが多いです。

オフキャンパスワークパーミット(Off-campus Work Permit)は、学生ビザを保有するカナダの大学や短大(カレッジ)の留学生に与えられるオープンワークビザです。入学してから6か月以上経過したら、申請可能ですが一定の成績をとっていることや、フルタイム(週20時間以上)の教科数が必要だという制限があります。

ポスト・グラッドワークパーミット(Post-Grad Work Permit)は、カナダの大学やカレッジで、8か月以上のフルタイムプログラムを修了することで申請可能なオープンワークビザです。ビザの期間は、就学期間によりますが、8か月~3年までとなっています。申請の際には、有効な学生ビザを保有していて、学校からの修了証や成績証明書の発行から90日以内でなければなりません。

コオプワークパーミット(Co-op Work Permit)は、就学しているプログラムの一部として、関係職種での就業経験(プラクティカム、もしくはインターンシップ)が必要な際に申請可能です。このビザは学生ビザとセットで発行されます。ここで重要なポイントは、プログラムを修了(卒業)するためには就労が必須条件であることです。これを証明するために学校からのレターを申請時に提出する必要があります。また、就労の期間は、プログラム全体の50%を超えてはいけないというルールもあります。

上記に簡単に書いたルール以外にも、細かな決まり事などがあります。また、ルールは事前通知なしに変更になることもあるので、申請時やビザの保有時には移民省のホームページを定期帝に確認するなど注意が必要です。
 

カナダの就労ビザ

2012年11月12日
外国人がカナダで就労する場合、就労ビザ(Work Permit)を取得していることが前提となります。就労ビザにはいろいろな種類があり、一般的な就労ビザ、卒業後就労ビザ(Post-grad work permit)、Co-opビザ、キャンパス外就労ビザ、キャンパス内就労ビザ、ワーキングホリデービザ、住み込み介護士ビザなどがあります。今回は、一般的にWork visaと呼ばれる就労ビザに関してです。

この就労ビザを取得するには、まず雇用主から採用通知(ジョブオファー)を取得しなければなりません。仕事先が決まっていることが前提ということですね。その後、雇用主がカナダ人材技能開発省(HRSDC)に外国人を雇用する承認であるLabour Market Opinion (LMO)を申請します。LMOが取得できると、カナダ移民省に就労ビザを申請することができます。

スポンサーとなってくれる企業を探すのも大変ですが、LMOを取得するのにも様々な要件があり、企業の事業規模、事業内容、外国人を雇う正当な理由などを示さなければなりません。また、雇用主がカナダ人(国籍保有者や永住権保有者)の雇用の機会を損なわない事や、カナダ人の採用や訓練を試みたという証拠なども必要です。前回の記事の中国人労働者の雇用が問題とされたのは主にこの理由からです。

この就労ビザでカナダでの就労経験を積み、スキルドワーカークラスで移民申請をする方が多いようです。その反面、スポンサー企業となった雇用主以外の雇用先で働くことができないため、仕事を辞める=カナダでの滞在資格がなくなるということです。

さて次は、学校に行きながら仕事ができるビザを紹介します。
 

中国人炭鉱労働者へのビザ普及問題

2012年11月12日
ブリティッシュコロンビア(BC)州には炭鉱がいくつかあります。新たにBC州北部、タンブラーリッジ近くのムレー(Murray)川炭鉱の開発が進められていますが、この炭鉱の開発者であるHD Mining International Ltdという会社が、200人程の中国人一時労働者を雇う事を決定し、各部方面から批判の声が挙がっています。

この中国人労働者の雇用に関しては、世界一死傷者が多いと言われる中国の鉱業界から労働者を連れてくることへの疑問や、中国人労働者がアメリカ人やカナダ人労働者よりも安い給料で雇われることに対する批判、中国人労働者がこの雇用につく際に前金を支払わなければならなかった疑いなど様々な問題点が挙げられていますが、何よりも、カナダ人労働者の雇用機会を損なっているとして多くの人が反対しています。

この200人の労働者への就労ビザはすでに発行済みですが、鉱業関連の2つの労働組合らがこの就労ビザにストップをかけるべく司法審査の申請を連邦裁判所に提出しました。HD Mining社は、雇用者募集時に炭鉱開発に適切な技能と経験を持ったカナダ人労働者がいなかったとしていますが、組合はカナダ人炭鉱労働者でも、必要な仕事をこなすには十分な技能や経験があると反論するとともに、組合員の派遣者リストの中の474名が現在失職中で、その中の100人はBC州北部にいると発表しています。また、HD Miningが雇用者募集に大々的な宣伝をしていないにもかかわらず300人程の応募者がいた事や、カナダ人応募者には理不尽で不必要な条件を課したとも述べています。

この問題の結末が非常に気になるところですが、ちょうどいい機会なので、就労ビザについて次の記事でお話ししたいと思います。
 

カナダ経験クラス(Canadian Experience Class)

2012年11月 2日
カナダの永住権の取得にはいろいろな方法がありますが、その中でもカナダの学校で2年以上の就学を終えてから、就労ビザを取得し、専門職で1年間のフルタイムの就労経験を積んだ人々が申請することができるカナダ経験クラス(Canadian Experience Class、略称CEC)という新しいクラスが話題になっています。

ジェイソン・ケニー移民局大臣は、すでにカナダ国内に在住する留学生や外国人労働者の永住権確保を支持すると発表しました。大臣は、能力とカナダ社会での経験を持ち、英語もしくはフランス語を習得している最大1万人において、2013年内に迅速な永住権の承認を与えるべきであるとしています。

政府筋のデータによると、カナダ経験クラスの永住者は、カナダの学位や、免状をもつ若い労働者が多く、短期間で成功しやすい傾向があるそうです。カナダは、永住権取得後すぐにでも成功への道を歩むことができる新移民を獲得したい意向で、新たな移民制度が将来を見越した上での有能な労働者のリクルートとなることを望んでいます。

この変更により、カナダ国外での職務経験や学歴を持ち、カナダで仕事を探すために入国・移民を希望する外国人労働者の移民数を減少させるそうです。

カナダ経験クラスでの移民申請者数は、2500人が同クラスで永住権を取得した2009年以降増加傾向にあります。保守党は、今年の新たな永住権の付与数を24万~26万5千人に留める意向で、これは2006年から変わっていません。

ちなみに私もこのカナダ経験クラスで移民申請をしています。留学を経て移民を望む方には非常に有利な移民方法と言えますね。
 

ワーキング・ホリデー

2012年9月27日
バンクーバーにはワーキング・ホリデービザで来ている日本人がたくさんいます。ワーキング・ホリデー制度とは、最長12ヶ月間カナダに滞在し、就労や(6ヶ月未満の)就学、旅行などを経験するためのプログラムです。2012年の定員は6500人。

今年になり、私の高校時代の友人の日本での知り合いがバンクーバーにワーキング・ホリデーに来るというケースが増えていますが、つい最近になり、「ギリホリ」という言葉を初めて耳にしました。「ギリホリ」とは何かと言うと、ワーキング・ホリデービザの年齢制限ギリギリでビザを取得して渡航する方々の事だそうです。

例えば、カナダへのワーキング・ホリデービザは8歳~30歳(申請時)の日本人であれば申し込むことができます。30歳以上になってしまうとワーキング・ホリデーのビザは申請すらできないため、30歳前に体験してみよう!という方が多いのは納得がいきますね。

ですがこの「ギリホリ」という言葉を教えてくれた方は渡航してきた時点で32歳。失礼ながらも「あれ、30歳までじゃなかったっけ?」と思ってしまいましたが、ワーキング・ホリデービザを申請し、大体2ヶ月ほどで許可証(ビザ)の通知書が送られてきます。その通知書は発行から1年間有効で、その期限内にカナダに入国することが決められています。ですので、30歳が終わる直前に申請し、通知書が送られてきたのはすでに31歳になってから、そして通知書の有効期限ギリギリでカナダに渡航する・・・そうすると32歳になるわけです。ギリホリ改め「超ギリホリ」ということになりますね。(笑)

ワーキングホリデーに興味がある方は、カナダの移民局のウェブサイトもしくは外務省のウェブサイトで詳細を見ることができますよ!
 

カナダのビザって?

2012年9月20日
バンクーバー在住12年目ですと言うと、多くの人からどうしてそんなに長く滞在できるんですか?と質問されます。ワーキングホリデーでカナダに来られ、もっと長くいたいけど、ビザが切れちゃう・・・という方が多い中、12年もビザで滞在しているというのは珍しいかもしれません。

ビザにもいろいろと種類がありますが、私の場合は、高校・大学と留学していたので、その間は留学生用の"Study Permit(学生ビザ)"をほぼ毎年更新していました。卒業後は、カナダの大学を卒業した人々が申請できる"Post-graduation Work Permit(大卒者用就労ビザ)"で働き、現在はPermanent Residency (永住権)の申請中です。

カナダへの短期訪問の場合、日本人はビザを事前に申請する必要はありません。入国時にスタンプをパスポートに押してもらうだけで、6ヶ月間は観光目的で滞在することができます。留学や就労目的の場合は、学生ビザや就労ビザを渡航前に申請する必要があります。私は語学学校や留学エージェントに勤務していたので、カナダのビザに関する情報はよく知っている方だと思います。その知識を生かし、いろいろな種類のビザに関するお話を今後小出しにしていきたいと思います。

ただ、ビザや移民に関するルールというのは常に変化します。申請の際はカナダ移民局の公式ページで確認するか、ビザ・移民専門のコンサルタントに相談してください。
 
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