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上海の駐在員と現地採用の違い(2)

2013年3月10日

 企業側から見た現地採用を雇う利点としては、何と言っても給料が安くすむので人件費がかからない事です。保険や住居手当や一時帰国手当てなどを入れても日本から人を派遣するよりコストがかかりません。

 問題は最初から同じ業界で経験がある人が見つかれば良いですが、そうもいかないので新しい人を雇った後業務内容と社風に慣れてもらうまでにある程度時間がかかるという点です。また、現地採用の人は中国語を覚え、中国で色々な経験を積んでキャリアアップしてから、日本や他の国でさらに良い仕事を探す、又は起業をすることを目指している人も多いのでその企業で覚えることがなくなったとたんに新たな経験を求めて転職してしまう人が多いです。

 現地採用の人に多いタイプは、日本でしばらく仕事をし一回辞めて中国に留学して中国語を覚え、その後にしばらくこのまま中国で働いてみようかなという人です。実務経験もあり中国語も話せる人は、結構即戦力になります。また。技術職の人は中国語が話せなくても多くの求人があります。

 例えば、現地採用でも仕事が出来る人は待遇を良くし、積極的に登用していけば仕事のモティベーションも上がって勤務年数も伸びるのかもしれませんが、それをしてしまうと日本本社からの風当たりが強くなってしまうので実際難しいようです。

 この問題はある意味日本の終身雇用の崩壊によって起きている、新旧二つの働き方の異なるグループが今後どのように進んでいくのか?という問題を含んでいるのでとても興味深い問題だと思います。

 

上海の駐在員と現地採用の違い(1)

2013年3月 8日

 上海に住んでいる日本人には大雑把に分けて2種類の人々がいます。自分の意思で上海に引っ越してきた人と、転勤などで自分の希望ではなく引っ越してきた人です。ですが、ほとんどの人に共通しているのが、いつかは上海を離れて日本に帰ったり、他の場所に移って行くという点です。

 駐在員の良いところは日本と同じ給料で、更に家賃や海外勤務手当てももらえて余裕のある生活が出来ます。上海は物価が上がったといっても日本より安いので貯金を増やすにはいいチャンスです。

その反面、慣れない中国生活でストレスがたまったり、中国風ビジネスマナーに慣れなくて失敗してしまったりして結構大変だったりします。しかし、会社にとっては業務内容をしっかり理解している人が現地にいることは必要ですから駐在員は絶対に必要です。

現地採用は給料は安いのですが、中国生活が長く中国慣れして言葉も流暢な人が多いですから、生活に関するストレスは少ないです。中国のビジネスマナーも理解していますから、中国人との交渉などにはもってこいです。あと中国の会社は残業が少ないので日本で働くよりも体力的にも楽だという声を良く聞きます。

会社側から見たデメリットは、現地採用の人は結構短期間で転職したり帰国したりしてしまう人が多いので、その度に新しい人を雇わないといけないという点です。最近は中国人と結婚する日本人も多いので、そういう人を積極的に採用すると長く働いてくれてよいかも知れません。

 

上海で飲食業に投資をするときの注意

2013年2月12日

 さすがに最近はあまりいないと思いますが、中国の事業に投資をしたらすごく儲かるだろうと簡単にお金を出してしまう人が時々います。そして、すぐに結果が出て、収益を受け取ることが出来るようになることを期待している人も結構いるらしいですが、そんなに簡単にはいきません。

 中国の場合初期費用も少なくて済み、例えば100万や200万くらいなら日本人ならちょっと貯金から出せる規模の金額なので、今までは投資などしたことがない人が軽い気持ちで出してしまう事もあるようです。

 特に飲食業に投資をする日本人に実際お会いしたり話を聞いたりすることが多いです。上海は確かに飲食産業がとても盛んですしこれからも確実に伸びるので儲かる可能性は十分にあります。と同時に上海の飲食業はとても移り変わりが激しく、オープンして1年以内になくなってしまう店も非常に多いです。逆に言うと3年くらい持ちこたえられたらその店はその後も長続きすると保障できると思います。

 長続きしそうな店に投資するためにチェックしておきたいポイントは‐日本人がマネージャーの場合、中国生活が長く十分な中国語力もあり、飲食業についての経験や知識があるか。開店後から営業が軌道に乗るまで持ちこたえられる資金があるか。料理人の腕は良いか。立地と内装はどうか。などです。

 なぜ急にこんなことを書こうと思ったかというと、開店直後に資金が底をついてしまったレストランの話を聞いて、大変だなあーと思ったからです。相手が日本人だからと油断して簡単に投資してしまわないように気をつけたいですね。

 

最近の日中関係問題による影響は

2012年12月25日
  私個人に関して言えばほとんど影響を受けておらず、中国人の友人も親日派が多いのでむしろ心配されたりして申し訳ない感じです。

 やはりデモのすぐ後は日本人がたくさん住む地域「古北 Gubei」あたりはみんなが外出を控えたので町から人気がなくなってしまいゴーストタウンのようになってしまっていたそうです。私があのあたりの日本料理屋に行ったときに店長さんと話したところ、お客が減って困っていると言っていました。今は大分回復してきたようですが、今後の動向によってどう転ぶかはまだ分からない状況だと思います。

 もともと、大企業からの駐在員よりもどちらかというと個人事業主で単身中国に乗り込んできたような方は中国語を一生懸命覚えて地元密着型で商売をしているので、そのぶん中国人との繋がりも深いです。しかし、例えば貿易業では日本側が中国を毛嫌いする風潮により、中国から商品を売り込みにくくなっていたり影響を受けているようです。

 さらに「中国語ジャーナル」など中国関連の雑誌がいくつか廃刊になっていると話を聞いて驚きました。決して中国語を学ぶ人が減っているわけではないので雑誌自体の需要はあるのですが、企業からの広告が集まらずやむを得ず廃刊にするしかない状況のようです。

 中国で中国人経営の日本料理店が影響を受けたように、結局今回の問題ではお互いの国益を損ねる結果に陥っていると思います。それぞれの国にそれぞれの主張があるのは仕方のないことですが、今後は解決の方向に向かうことを期待しています。  

上海に住んでる日本人のタイプ分け(3)

2012年11月16日

上海に住んでる日本人の中には自分で中国に引っ越すことを決め、引っ越してから現地で仕事を見つけた人もたくさんいます。駐在員に対して現地採用と呼ばれます。こちらで中国語を勉強してから就職する人が多いため、中国語が流暢な人が多いです。元々中国好きな人が多く、実は日中間のやりとりをスムーズに進めるために欠かせない人材なのです。

現地採用だと日本より給料も安いのですが、物価も安いため結構余裕のある暮らしもでき、贅沢さえしなければ貯金もできると思います。日系企業は結構忙しそうですが、中国の会社は基本的に残業なしなので日本で働くより気楽だったりします。中には将来起業するためのノウハウやコネを得ることを目標に、まずは現地の企業で働いている人もいます。

職探しは日本と同じくネットやエージェント・口コミなどが主で、日本での仕事の経験や手に職があると有利になります。時々中国は景気がいいと思って軽い気持ちで来てしまう人もいますが、中国語がかなり話せるか特殊技能や知識、資格などがないと職探しは難しく、仕事が見つかるまでとても時間がかかったりします。上海では結構日系のクリエイティブ業も多いのでデザイン関連の仕事は需要があると思います。

他には日本人留学生もかなりたくさんいて、みなさんかなり中国語は流暢です。やはり若いうちから勉強すると中国語がうまくなりますね。中国語だけの語学留学は簡単ですが、こちらの大学は厳しくて卒業が大変なので本科生や大学院生はかなり勉強しないとついていけないそうです。

 

上海に住んでる日本人のタイプ分け(2)と中国での起業

2012年11月15日

上海に住んでる日本人で結構多いのが自分で起業してる人です。中国人と共同経営で現地に法人を立ち上げている人、または日本で会社を持っていて出張でしょっちゅう上海に来ている人の二通りがあると思います。

仕事の内容も貿易、コンサルタント、飲食業など様々です。当然といえば当然ですがみなさん中国の政治経済の動向にとても詳しいので、話していると色々勉強になります。やはり会社を経営している人は結構経済感覚はシビアで、普通にローカルの綺麗目なアパートに住んでる人が多いです。ケチではないけど無駄な経費は使わない感じだと思います。

中国で会社を立ち上げる場合、100%外資だと資本金も多く必要で税金も高いので現地の中国人と共同経営という形を取ることが多いです。場合によっては会社の名義自体は中国人パートナーの名義のみにしていることも多いです。

気をつけたいのがパートナー選びを慎重にしないと、会社自体を乗っ取られたりすることがごくまれにですがあります。おいしい儲け話を持ってくる人もいると思いますが、共同経営者はよほど仲が良く信頼の置ける人以外は選んではいけないと思います。

あと、日本人が日本人を騙すケースもありますから、怪しい日本人には要注意です。たとえ怪しそうに見えない人でも、投資話を持ちかけられたら相手の経歴をよく調べたほうがいいと思います。必要以上に疑ってかかるのもどうかと思いますが、海外では常に自分の身は自分で守る気でいたほうが嫌な目に遭う確率は減ります。

 

上海に住んでる日本人のタイプ分け(1)

2012年11月14日

上海には日本人が10万人住んでいると言われていて、海外で一番日本人が多い街だそうです。それだけ大勢住んでいると色々なタイプの人がいる訳で、どんなタイプの人がいるのかを解説してみます。

まずは、海外どこの都市にもいますが日系企業の駐在員です。家族で一緒に赴任している人と単身赴任の人がいます。大体日本人学校がある古北地区か浦東区に住んでます。旦那さんが中国赴任と聞くと嫌だなあと思う人もいると思いますが、上海はおしゃれな店も多いし、高級マンションに住み、家事は全部お手伝いさん、タクシー乗り放題という日本よりかなり良い暮らしをしている人も多いです。

日本人学校も2箇所あり、他にもインターナショナルスクールもいくつかありますから教育面でも問題ないし、子供はあっという間に中国語覚えるし、いい経験にもなるからお子様連れで赴任も結構いいんじゃないかと思います。むしろ、中国語と英語を話せるようになるいいチャンスですよね。

気をつけたいのは、毎日美味しい物を食べ過ぎて太ってしまう奥さんが結構いますので、体型維持には気をつけたいところです。私の周りにも中国に来てから丸々してしまっている人がかなりの確率でいます。

あとは上海の日本人が多く住むマンションでは、日本と同じくママ友同士の付き合いが大変だったりするらしく、そういうのが苦手な人には辛そうですね。そういう時は習い事に行ったりして、なるべく他の人と会う機会を増やすといいかも知れません。

(2)へ続く

 

上海では最近外出する日本人が減っているらしいですが...

2012年11月10日

私は上海で日本人が多く住むエリア「古北(gubei)」にはちょっと遠いのであまり行かないのですが、一昨日は古北の日本料理屋で晩御飯を食べました。日本人料理長の話によると反日デモ以降日本人のお客が減っているらしいです。どうやら皆さん安全のために外出を控えているらしいです。

上海では日本料理好きな中国人が増えた事と、中国人の暮らしに余裕が出てきたためだと思いますが、最近は日本料理屋のお客に中国人がとても増えています。日本人が外出を控えてるせいで最近はそれが特に顕著になってしまっているようです。そういえば私が一昨日行った店も他のお客は全員中国人でした。

私はあまり気にせず普段どおりに外出していますが、やはり気にする人は気にするようですね。出かけないで家にばかりいると気分転換が出来ないし、上海でレストランをやっている日本人を応援するという意味でも、あまり用心深くなり過ぎないで適度に出掛ければ良いのになあと思います。

あと、こういう時にはやはり中国人の友だちがいると心強いです。友達でなくても会社の同僚や、中国語の先生、行きつけのレストランの従業員など、とにかく普段の生活で接する中国人と仲良くしておくといざというときに安心ですよね。中国人は身内意識が強く、一度仲良くなった人に対してはとことん面倒見が良いですから、やはり中国に住むのなら中国人の友人がいると困ったときは助けてもらえるので、生活上でのストレスがだいぶ減ると思います。

 

上海に出没する怪しい日本人1-投資話にはご注意を

2012年9月20日
 もう5年以上も上海住んでると結構怪しい日本人の話を聞いたりするのですが、少し前に友人が新手の日本人に遭遇しました。そろそろほとぼりが冷めた頃?(と言っても別に事件は起こってませんが)なので、書いちゃいます。
 そのおじさん(というか老人)は前にやってたバーの写真が貼ってあるアルバムを常に持ち歩き、今度カフェを開くから25万元投資しないか!と友人に話してきたそうです。
 カフェの内容ってのがまた変で、「カウンターだけの小さい店でターゲットはサラリーマン、でもコーヒーのおいしさにはこだわってて一杯の値段は50元~。(750円くらい、スタバでもその半額くらい)」とか言ってたらしいです。友人が「カウンターだけだと落ち着かないし、サラリーマンはゆっくりおいしいコーヒー味わう時間もないだろうし、なんかちょっとターゲットを変えるか単価下げた方がほうが良くないですか?」って言っても「大丈夫!絶対うまくいくから、問題ない!」の一点張り。
 さらに、投資して欲しいなら企画書とか収益の見通しとか書いた文書を見せて欲しいって言ったら、「俺は文章書くの嫌いなんだよ!俺はコーヒーにはこだわってるから絶対うまく行くから大丈夫なんだ!」の一点張り。しかも、他にも投資したがってる人いっぱいいるけど特別に○○君を選んであげると言ってたそうです。
 その後、とあるバーでその話をしたところ、「その人知ってる!怪しいから絶対かかわらない方がいいよ」ということで、なんでも前に店に来て散々お酒の仕入先などについて質問して行った挙句、数ヵ月後に近所にバーを開いたというお話でした...
 今回もどっかのカフェでノウハウを仕入れたのでしょうが、怪しすぎます。みなさんも気をつけて下さい!ちなみに友人は日本語のうまい中国人ですが、日本人が中国人をだまそうとするとは...

 
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